松代・高柳ドライブで秋の新潟を体感!

月刊新潟WEEK! 編集部員 中野有紀子
月刊新潟WEEK! 編集部員 中野有紀子

今年は雨続きだった夏が終わり、いよいよ秋の到来です! せっかく涼しくなったんだし、秋らしさを実感できる小さな旅なんて、いいですよね。

車でちょっと遠出して、ほっこり滋味あふれる料理をいただき、実りの季節を迎えた田園風景を見て。「ああ、これぞ新潟の秋」と感動して帰路につく…… いいじゃないか!

そこで私の脳裏に浮かんだのが、発売中の新潟WEEK!9月号「食べ放題最新ガイド」でご紹介した「越後まつだい里山食堂」がある十日町市松代地区、そしてその北側に位置する柏崎市高柳地区。このエリアをドライブしてみました!

 

新潟中央インターから北陸自動車道に入り、約1時間40分で今回の目的地・松代地区に到着します。

近年は「大地の芸術祭」開催地として注目が集まるこのエリアですが、食欲の秋だから(って言い訳がましいですが)やっぱり味覚にも注目したい!

まずは腹ごしらえ、「まつだい『農舞台』」内にある「越後まつだい里山食堂」へ。松代地区を含む越後妻有地方(十日町市、津南町)といえば最初に思い浮かぶのはおそばですが、当地の生産者が育て上げたブランド豚「妻有ポーク」の産地でもあります。

こちらで週末限定で提供している「里山ビュッフェ」では、その妻有ポークをはじめ地元農家さんと自家菜園の旬野菜、さらにお店から見える棚田で実った米など、地元食材をふんだんに使った里山料理を食べ放題で楽しめるんです。

※11月下旬(詳細は「大地の芸術祭の里」ホームページをチェック)より農舞台改装ため休館。春以降新装オープン予定。

味覚で新潟の秋を堪能したら、ここでしか体感できない伝統に触れるべく、旧松代町の東側にある犬伏地区へ車を走らせます。十日町市や高柳地区には、冬期間の仕事として雪国の農家で行われていた手すき和紙の技術を受け継ぎ、未来に残していこうと奮闘する方たちがいらっしゃいます。

「伊沢和紙工房 欅」に到着しました。山あいの静かな集落にたたずむこちらの建物で、伝統の「伊沢和紙」の製造体験ができるんです!

コウゾという植物の樹皮繊維を、こんな風にジャブジャブとほぐして……

この後、簀桁(すけた)という底が網状になった平たい容器に原料を入れて薄く均等にのばします(これがなかなか難しい!)。すき上がった原料を乾燥させて、ようやく1枚の和紙が完成します。

昭和30年代に一度は途絶えた和紙作りですが、小学校の卒業証書を和紙で作ったのがきっかけで復活の機運が高まりました。酒好きの方なら、新潟の和紙といえば銘酒「久保田」のラベルを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんね。あれもこのエリアで作られている和紙を使ったものなんです。

 

最後は絶景で新潟の秋を体感! 松代の北側、柏崎市高柳地区へ向かいます。

高柳地区といえば、かやぶき屋根の家が今も残る荻ノ島集落。ご存じの方も多いでしょう。

どっしりとした造りの家々が点在し、その周りには刈り入れの時期を迎えた田んぼが広がる…… どうですか。ザ・実りの秋、です。

稲刈りが終われば、こんな懐かしい風景にも出会えます。

ハサ木! って皆さんご存じですか? というか、覚えてますか? 稲を架ける前は並木に竹の棒を渡した状態で並んでいるのですが、刈り取った稲をこんな風に架けて乾燥させるのです。昔は新潟の田んぼには必ずと言っていいほどありましたよね。

最近はハサ木そのものがどんどん姿を消してしまっていますが、さすが荻ノ島! 新潟の原風景がきっちり残っていました。

こんな風景をカメラに収め、ちょっと散策、なんていいかもしれませんね。

 

おいしい料理と地元の伝統、絶景。小旅行としては大満足ですが、私にとってのキモが、もうひとつあります。お土産にもなるアレです。

それは…… 地酒。そうだ、高柳にも酒蔵があるじゃないか!

ということで荻ノ島からさらに北へ車を走らせ、ほどなく次の目的地・石塚酒造に到着。旧高柳町の北部・岡野町にあるこちらの蔵は創業100年、「姫の井」などを醸す老舗です。

こちら、酒蔵見学も受け付けているんです(日曜・祝日は除く)。蔵の中で、醸造に使われる大きなタンクや昔ながらの酒造りの器具などを見ることができます。

そして見学後は試飲も可能…… ですが、今回は車で来たんだし、ということでグッとこらえて。お土産に1本購入いたしました。

懐かしさを感じる、新潟の秋。街なかにいたら出会えない風景や味、文化を探しにドライブに出かけるのもいいかもしれませんね。

月刊新潟WEEK! 編集部員 中野有紀子
月刊新潟WEEK! 編集部員 中野有紀子
新潟市 出身

1970年 新潟市出身。

街歩きとラーメンと地酒が好き。

なるべくネーティブな新潟弁を使うように心がけているが、最近「何言ってるのか分からない」と言われることが増えてきた。

体験コース

DRIVING COURSE

  • 1日目
【E49】磐越自動車道 新潟中央IC

距離合計81km、所要時間合計52分

【E17】関越自動車道 越後川口IC

車で約41分

越後まつだい里山食堂

車で約9分

伊沢和紙工房 欅

車で約22分

荻ノ島集落

車で約6分

石塚酒造

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