越後のミケランジェロに会いに!

FM-NIIGATA 中村智景
FM-NIIGATA 中村智景

芸術の秋、楽しんでますか?
日本にも、いや、新潟にもミケランジェロがいたんですよ!

越後のミケランジェロといわれるのは石川雲蝶のこと。幕末の名匠です。
その絵や彫刻を見ることができるのは魚沼市の「西福寺開山堂」。

関越自動車道の小出ICから車を走らせること、5分。

赤城山西福寺の開山堂は、江戸末期1852年(嘉永5年)に起工。この開山堂を建立したのは、蟠谷大龍和尚。雪深い農村地域に人々の心のよりどころとなるお堂を建てたいと、石川雲蝶を招き入れ、彫刻絵画を施させました。
2人は意気投合し、想いがひとつになっていたのですが、建立まで大きな障害や苦悩があったんだそうです。幕末の混乱期、度重なる天才で貧富の差も激しくなった為、寺だけが贅沢しているという噂が広がります。そこで和尚は自分の身を引くことで解決したんだそうです。

そんな和尚と雲蝶の関係も想像しながら、作品を見てみてくださいね。
西福寺開山堂には、雲蝶の彫刻、絵画、漆喰細工などが所狭しと施されています。

開祖道元禅師様を題材にした作品が多くあります。
一番の見ものは、堂内の天井三間四方全面に施された大彫刻、「道元禅師猛虎調伏の図」。ただ、ここは写真撮影NGなので、ここではお見せできません。公式ホームページもしくはあなたの目で見に行ってください。
透かし彫りの繊細さと極彩色のあざやかさはほんと、素晴らしいです。ただ天井を見上げ続けるので、首の凝りにはお気を付け下さい!

開山堂に残された作品の多くは曹洞宗の開祖・道元禅師の話をもとにしたもので、ストーリーを感じながら見てみてください。ユーモラスな部分を見つけられたらくすっとできるはず。

西福寺開山堂は重厚な茅葺屋根の入母屋造りです。正面の唐破風向拝には烏天狗や鳳凰、奇怪な動物たちも彫られていて、これがダイナミック!

そして、本堂。
本堂内の襖には石川雲蝶が絵を施しています。雲蝶は絵師としての才能も発揮しているんですね。

また、本堂の廊下もただ歩いているだけではダメです。何かが埋まっていませんか?

大廊下の床板には瓢箪などの形をした埋め木が施されていて、これも雲蝶の仕事。このアイデア、粋な演出ですよね。

これらの石川雲蝶の作品は新潟県文化財に指定されていて、その彫刻の見事さから別名「越後日光開山堂」とよばれているんですって。

こちらは石川雲蝶の生誕200年の記念に建てられた銅像。開山堂の中にある気彫りの「鬼退治の仁王尊」を製作中の姿だそうですよ。

本堂には約20分の案内ビデオがあり、開山堂には約10分の音声案内があるので、より詳しく知りたい方は、自由に再生ボタンを押してください。
この西福寺。冬はとっても寒いです。真っ白な雪の世界と静かに澄んだ空気を楽しんでみてください。
では、最後にこちら。

昔からよく言われましたよね。だれも見ていないと思っても、お天道様さまは見ているよ。
今日もどうぞ安全運転で、いい旅を!

FM-NIIGATA 中村智景
FM-NIIGATA 中村智景
兵庫県姫路市 出身

世界遺産姫路城の近くで生まれ新潟に来て21年。

16歳で瀬戸内海を滑走(小型船舶1級)。

佐渡でダイビング免許取得。好きが高じて野菜ソムリエ、旅を通して日本文化に興味がわき、着付け師範取得。

防災士。

今はホットヨガにはまってますがなかなか柔軟性が・・・。

体験コース

DRIVING COURSE

  • 1日目
【E17】関越自動車道 小出IC

5分

西福寺開山堂

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