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紅葉彩る石油王の館 ~文化・産業遺跡を訪ねる~

【E49】磐越自動車道 新津IC
ポー
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アラブの石油王ではありません。

 

中野貫一とその長男、忠太郎のことであります。明治から昭和初期にかけての大産油業者として知られ、貫一はその当時の石油需要の約三分の一を支えていたと言われているそうです。

 

なんだかケタ違いの凄さ……古くから農業が

盛んな新潟なので“豪農の館”とはよく聞いたものですが、“石油王”ですよ、、その館なんてとんでもないはず! 現在は「中野邸記念館」として、邸宅と「泉恵園」と呼ばれる大庭園が一般開放されています。

まずは「泉恵園」から散策してみます。ご覧の通り“ここは京都?”と錯覚するほど、もみじが眼前いっぱいに広がっています。もみじ以外にも全国から銘木、名石を取り寄せて築庭された、とだけあって色鮮やかな紅葉がまぶしいくらいです。大庭園と言われればそうなのかもしれませんが、もうなんというか山、です。

後で知りましたが、庭園の入り口で竹の棒(トレッキングポールっていうらしいです)を貸してくれるそう。結構な斜面がありますよってことですね(汗)。

11月23日まで「紅葉まつり」を開催しているみたいで、期間中は「もみじ茶屋」という売店兼休憩スペースがあります。匂いにつられて、玉こんにゃくとおしるこをいただきました。

 

この他にも庭園内には、「三層月見の館跡」や中野貫一の記念碑など、見学ポイントはあったのですが時間の関係につき、お隣の記念館邸宅へと向かいます(下山します)。

 

ちなみに、中野邸に入るには「泉恵園」を一度出て、城壁並みの壁を左手にまっすぐ進むと受付がございます。

中に入ると写真のような建物が目に留まります。こうした建物が全部で5つあり、当時は「蔵」として使われていたそうです。規模感的には、一軒家と言われればそう疑いもなく……まぁ石油王ですからねっ。

5つある蔵のうち、「一の蔵」「二の蔵」「三の蔵」は公開されており、「一の蔵」では、幕末から維新の政治的な作品(錦絵)が多数展示されています。

一際目をひく邸宅。大きすぎてワイドが収まりきらず……。建築様式は、明治時代の代表的な木造建築とあり、総二階建て約250坪の敷地。

家の中には入ることができ、一室ごとに当時の生活が伝わるよう再現してあります。骨董品やアンティーク雑貨好きの方は、違った目線でも楽しめると思いますよ。

夕映えのもみじも綺麗ですね。中野邸を後にすると、すぐ向かえに今まで見たものとは対照的な無機質建造物が……。

お察し?のとおり、石油文化遺産群でございます。産業遺跡好きとしてはたまりません! 集油タンクも紅葉に染まり、ミステリアスな佇まいに。また、この近くには「石油の世界観」といった施設もあるので、そこまで足を運ぶと十分な見応えがあると思いますよ。

 

すっかり日も落ちてきたところで、夕ご飯を食べに行きます! 今日は最初から決めておりまして、情報誌に掲載されていた、黒埼PA(上り)のオリジナルラーメン「黒埼背油ラーメン」を食べに行きます♫

お目当ての一品。左に写っているご飯はサービスで付いてきます! “うん、おいしい♫” 背油と言っても全然しつこくありません。その理由は、ショウガの風味がきいているからだと思われます。むしろ背油が適度なコクとなり、標準装備のご飯もどんどん進んでしまいます(汗)。

 

 

もう少し紅葉は楽しめるみたいですから、自然に彩られた文化遺産、いかがでしょうか?

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DRIVING COURSE 体験コース

  • 1日目
【E8】北陸自動車道 黒埼PAIC

距離合計22.7km、所要時間合計19分

【E49】磐越自動車道 新津IC

車で約20分

中野邸記念館

車で約42分

黒埼PA(上り)
ポー
ポー

新発田市生まれ。高校卒業後に上京し、15年間広告業界でグラフィックを担当。自身でイラストも描き書籍の装丁なども手掛ける。

数年前からWEBにも注力し、現在は新潟で某ECサイトのショップページを作成している。

趣味はマンガ、音楽(レコード収集癖あり)、アンティーク雑貨/家具(基本見るだけ)、アウトドア……結構多い方だと思う。

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