Feel the sign of spring ~春の足音を感じて~(前編・阿賀野市)

『新潟発R』編集部 masha
『新潟発R』編集部 masha

1日に3回も雪抜けをする日があるなど、何十年ぶり?という記録的な大雪だった今冬。3月に入り、ようやく日差しが顔を出す日も多くなってきました。春の気配を感じつつ、陽気に誘われて、白鳥の楽園・阿賀野市と城下町・新発田の街をドライブしてきました。

まず訪れたのが、冬の風物詩・白鳥で有名な瓢湖。ピーク時には5,000羽を超える白鳥が飛来する、まさに白鳥の楽園です。欲張りな私は、白鳥との久々の再会に胸を高鳴らせ早朝に出発。車で近くを通っても、間近で見るのは何年ぶり。いました、いました。たくさんの可愛らしい白鳥が。

しばらく観察していると、「コォ、コォ、コォ」と、あちこちで数羽の群れとなった白鳥たちが合唱を始めました。久しぶりに間近で聴く甲高くも心地よいサウンド。今から空へと飛び立つようです。瓢湖をぐるりと旋回。群れごとに思い思いの方向へと飛び立っていきました。大きな羽を広げたり、鳴く姿は迫力満点。遠くに望む山々の雄大な景色も手伝って、大いに癒されるひと時でした。例年だと3月下旬まで滞在しているとのこと。タイミングが合えば餌付けの様子も見られるかも。見逃せませんよ。

続いて訪れたのが、瓢湖から程近い、「越後桜酒造」。近年では全国新酒鑑評会で金賞を受賞するなど、技術の高さには定評があります。2009年に酒蔵を改装し、予約なしで通年見学ができる観光蔵へと生まれ変わったことで多くの観光客が訪れるようになったとか。酒蔵は地元愛にあふれた粋な名称。その名も“白鳥蔵”。やはり白鳥の飛来地だけありますね。

こちらではスタッフが蔵内を案内(約10~15分)してくれ、酒造りの工程を間近で見ることができます。スタッフによる説明のほか、工程が写真と文章で詳しく表示されているのでとても分かりやすいのも魅力です。

見学後はお待ちかねの試飲。試飲できるのは、蔵限定の「白鳥蔵 大吟醸 生しぼり」など限定販売酒がズラリ。大吟醸はフルーティーな香りと味わいで、料理の味をさらに引き立ててくれそう。ドライバーは試飲の代わりに、ここでしか購入できない限定酒を買って晩酌を楽しみましょう。

次は、こちらも瓢湖の近くにある「越後亀紺屋 藤岡染工場」。創業は寛延元年(1748)。270年もの歴史のある染工場で、引き染、浸染、注ぎ染など、創業当時から変わらぬ伝統技法を駆使。看板商品の手ぬぐいをはじめ、暖簾やバッグ、財布などの生活雑貨からファッション雑貨まで、1点ずつ丁寧に仕上げています。伝統技術を継承しながら、工夫を凝らしたアイデア商品を開発。先ほど訪れた「越後桜酒造」にもこちらと共同で手掛けたオリジナルグッズを販売していましたが、日本酒醸造元などとのコラボ商品も多数あり、様々な場所で見かけるようになりました。

このほか、手ぬぐい4分の1の大きさで普段使いができる「デイリーテオル」など、目移りするほど注目の商品がたくさんありました。酒袋は酒好きには有り難いですね。ちなみに、藤岡専務が手に持っているのは、今年の干支である戌のアイテムです。

お腹も空いてきたので、「五十嵐邸ガーデン」でランチ。湯葉豆腐を中心とした和懐石と、フランス・イタリア料理を中心とした西洋会席を楽しめるこちら。いずれも美味で、何度かいただいたことがあるので、今回は平日20食限定の「幸せランチ」(2,160円、要予約)をオーダー。

特選牛ステーキ丼、寿司、お椀など、厳選した素材はもちろん、盛り付けなどの彩りも鮮やかな豪華なランチを堪能。様々な食材を少しずついただけるのもうれしいですね。世界一に輝くなど、毎年、様々なコンテストで入賞を続ける世界が認めるスワンレークビールも味わえるので、食事のおともにどうぞ。ドライバーは隣接するスワンレークビールの売店で、お気に入りをお土産に。

また、料理もさることながらこちらの豪農の建物もご馳走の一つ。天井の大きな梁や調度品、囲炉裏ルームなど、見どころも満載です。

邸宅内の随所に明治、大正の古き良き時代の面影を残っており、まるで当時にタイムスリップしたかのよう。約2,500坪にも及ぶ広大な庭を見ながら過ごすひと時は、日ごろの喧騒を忘れさせてくれる至福へと誘ってくれます。食事とともに見学も楽しみましょう。
後編へと続く)

『新潟発R』編集部 masha
『新潟発R』編集部 masha
新潟市 出身

大のドライブ&グルメ&酒好き。新潟県内をくまなく取材してきた経験を生かし、とっておきのドライブコースをご紹介します。

体験コース

DRIVING COURSE

  • 1日目
【E49】磐越自動車道 安田IC
瓢湖

約5分

越後桜酒造

約3分

越後亀紺屋 藤岡染工場

約8分

五十嵐邸ガーデン

約20分

月岡温泉 新潟地酒premium香&足湯

約15分

市島酒造

約5分

蕗谷虹児記念館
【E7】日本海東北自動車道 聖籠新発田IC