いよいよ春到来! ほんの少しずつ大きくなる桜のつぼみを見れば、「今年の花見はどこがいいかな」と気になる時季になりました。
でも、その前に。雪も溶けたことだし、春を実感できる場所を探しに出かけてみましょう!
今回訪れたのは、見附市。長岡市や三条市にはさまれて、あまり注目されない地域ですが……
・新潟県のへそ
・ニットの名産地
・レトロな街並みと老舗のうまい店がある街
・豊かな自然とふれあえる街
などなど、魅力的なキーワードがたくさん隠れている場所なんです!
注目しないのはもったいない!
到着して早々ですが……
小腹が空いたので、何か甘いものを購入しましょう!
新潟WEEK! では、以前「新潟の甘いもの」を特集しました。その中で取り上げた見附市内のお店は、実に5軒! どのお店も、昔からある名店ばかりです。
そんな中で車中の小腹対策に選んだのは、レトロな街並みがいい雰囲気の今町にある老舗「淡路達吉餅店」のつまみまんじゅう!

ふっくらモチモチとした塩気のある皮が絶妙な甘さのあんこにベストマッチ!
ついつい何個も食べてしまいました、、(笑)
さて、次に向かうのは同じ今町の西部、刈谷田川のほとりにある「道の駅パティオにいがた」。広々とした公園内の芝生でのんびりしたり、農家レストランで健康的なランチを楽しんだりできます。
また、市街地のほど近くにありながらバーベキューなどを楽しめる「デイキャンプゾーン」があるのがすごい! もう少しあたたかくなったら、ぜひ利用したいところです。


併設されている産直市場「健幸めっけ」では、地元産の野菜はもちろん、お菓子や工芸品などなど、見附のいいものをたくさん見つけられます! 肉などは前もって用意しておくとして、野菜をこちらで購入し、いざバーベキュー! というのも大いにアリですね。

そして、もちろんありました。以前全国ネットのテレビ番組で取り上げられて大きな注目を集め、見附屈指のご当地グルメとして定着した感のある「ミルクヨーカン」。

見附市民にとってはおなじみの500mlの牛乳パックに入ったヨーカン。食べる時は、パック上部を豪快に切り落としてツルンとお皿の上へ。そしてもちろん、みんなでシェアします! 決して独り占めはしません!
食べものの話ばかりではいけないので、次は今町エリアの歴史を勉強する時間。
パティオにいがたから歩いて1分のところにある「見附市大凧伝承館」です。

大凧といえば、新潟県内では白根の大凧合戦が有名ですが……
ここ今町でも、毎年6月に刈谷田川対岸の中之島(長岡市)と熱い戦いを繰り広げる「見附今町・長岡中之島大凧合戦」があります。その時使われる凧を制作したり、パネルや映像を使って凧合戦の歴史や魅力を紹介する施設として、4年前にオープンしました。もちろん、実物の六角大凧も展示されています!
凧は、畳約8枚分の大きさがあるんだとか。宙を舞う凧も迫力がありますが、こうして間近で見ると、やっぱり大きいですね!

ちなみに、凧の制作が行われるのは凧合戦を控えた3月上旬~5月下旬。この時期であれば、凧を作り始めるところから絵付け作業まで見学することができるそうです。

今町の楽しいところも歴史も、しっかり分かったところで。やっぱり食べることに戻らせていただきます。ここで遅めの昼めしです!
新潟WEEK! 4月号「今日の昼めし130品」でもご紹介した、「ひな鳥金子 今町店」。新潟名物「半身揚げ」でおなじみの、国道8号線沿いにあるお店。こちらも長年愛される老舗です!

こちらが、看板メニューの「半羽揚げ定食」です!

鶏にカレー風味をつけてじっくり揚げた「半身揚げ」。見た目のとおりボリューム満点、スパイシーな香りをまとった皮のパリパリ食感と柔らかくジューシーな肉がクセになります。店内だけでなくお土産としても提供しているので、宅飲みの主役にすることもできますね。
思わず「ビール!」と元気にオーダーしたくなるところですが、これをライスとみそ汁、サラダや小鉢などと一緒にすれば、新潟ならではの豪快な昼めしに大変身です。
本当にこれは、ミルクヨーカン同様全国の人に食べてほしい!「新潟には、こんなにうまいものがあるんだぞ」って自慢したい!
今回はちょっとコアなエリアの見附市今町で楽しいところ・おいしいところを巡ってみました!
天気も春らしくなってきたので、ぜひドライブに出かけてみてはいかがでしょう!