柏崎の絶景に会いに初秋海岸ドライブ!!

『新潟発R』編集部 masha
『新潟発R』編集部 masha

酷暑の夏が過ぎ、気温が下がって秋の到来かと思いきや今度は雨続き…。つかの間の晴れ間を縫って柏崎へ行ってきました。高速道路ではオープンカーやトラックで運搬中の牛が、風を感じながら気持ちよさそうにドライブ。そんな光景を横目に、人気のサウンドを聴きながらテンション全開でいざ柏崎へ。

まずは、創業200年「越の誉」で有名な原酒造http://www.harashuzou.com/へ。2007年の中越沖地震では木造の酒蔵がほぼ全壊。タンクの約7割ががれきや屋根に埋もれたそうです。それでも蔵人たちの「震災に負けず、良いお酒をお届けしたい」という並々ならぬ思いで復活を遂げ、その後に芳醇な香りが漂う和醸蔵や日本酒ミュージアムの酒彩館が完成。

巨大な杉玉が出迎えてくれる酒彩館では、常時40~50種類のお酒をラインアップし、試飲やお土産を購入できます。柏崎の地形をモチーフにした中庭の日本庭園も見事です。蔵を訪れたのは新しくなる前だったので、立派な蔵になっていて驚きました。

これまで数々のコンテストで優秀な賞を受賞している中でも人気ナンバーワンは、「銀の翼純米吟醸」(720ml、1,620円)。

今回はドライバーを引き連れてのドライブだったので試飲もでき、奥深い味わいと純米特有のコクの深さを堪能できました。老若男女にオススメの万能酒。楽しみにしていた甘酒は人気商品で売り切れ中でした……残念。「季節に応じた新酒を用意していますので、お酒の試飲や蔵見学にぜひお越しください。料金はかかりませんよ」と館長の岩下さん。予約をすれば無料で蔵見学(約40分)ができます。

続いて日本の渚百選にも認定されている柏崎の海岸線へと車を走らせます。

お腹が空いてきたので、漁師町の笠島へ。国道8号から笠島漁港へ向かう予定が、細い道路やアップダウンの激しい集落の方面へ行ってしまったものの、途中で景勝地「牛ヶ首層内褶曲(うしがくびそうないしゅうきょく)」に遭遇するなど新たな発見ができました。

笠島漁港駐車場に車を停め、遊歩道を案内板に沿って歩くこと約200メートル。「海辺のキッチン倶楽部もく」https://kurosakih.exblog.jp/、
http://www17.plala.or.jp/kasasimamoku/index/index.html
に到着。

途中、海岸には弁天岩や鳥居などがあったり、線路の下を通ったり。街並みも昔ながらの漁師町の風情があります。

30年ほど前は多くの民宿やお店があったそうですが、現在は昨年オープンしたこちらのカフェのみ。笠島の魅力を発信したいと地域ガイドも行う店主の黒崎さんが温かく迎えてくれました。

築110年の歴史をもつ蔵を改造したお店の席に着くと、笠島の歴史や文化を紹介した7種類のランチョンマットが目に入ります。料理ができるまで読んで予習していると、予約をしていた笠島の伝統料理「笠島満喫ランチ」(1,200円)が運ばれてきました。

地元でとれる焼き魚や鯛赤飯、笠島ブランドのもずく、イカのヌタ、笠島のっぺ、くるみがのった味付きエゴ、貝など、まさにここでしか味わえない、地元の魅力がたっぷりと詰まった滋味溢れるものばかり。初めて食べる味もありましたが、店内の雰囲気も相まって、どこか懐かしさを感じました。手作りの「ところてん」(300円)も美味。

黒崎さんは料理を提供する際や、食事中にも、料理はもちろん地元の魅力をユーモア交えて余すことなく教えてくれます。笠島を訪れたのは初めてだったので、次回は黒崎さんのガイドツアーに参加して、見どころをゆっくりと巡ってみたいと強く感じました。営業は週末の金、土、日曜のみ。「笠島満喫ランチ」は完全予約制。事前に確認してお出かけを。

続いて訪れたのは“日本海にいちばん近い駅”として知られる青海川駅。

上りホームの後方はすぐ日本海。押し寄せる波の音や、海岸線沿いに広がる米山福浦八景と呼ばれる景勝地、米山大橋などを一望できます。ドラマや映画のロケ地になったことがあるほど景観が素晴らしく非日常の空間を体感できます。

この青海川駅を中心とした米山の景観を見下ろすことができるのが、酒の新茶屋。http://oumigawa.com/
http://blog.livedoor.jp/shincyaya_bor/

お土産はもちろん、名物女将と絶景に会いに帰りに立ち寄りました。利き酒師の資格を持つ女将の片山さんは、過去に新聞にコラムを連載するなど、自称“越後地酒の語り部”。敷居の低い酒屋を目指し、テーマは“アミューズメント酒屋”を提唱。

1階は季節を感じられる地酒を中心に豊富なお酒が揃い、2階は無料休憩室兼ギャラリーになっていて、店内の窓やベランダの“絶景フォトスポット”からの眺めは言葉を失うほどでした。

「亀の翁」「壱醸」「八海山」など、1酒500円、3酒1,000円で利き酒体験もできるほか、料理や好みに合わせたお酒を提案してくれます。「昔はお酒が飲めなかったんです。自分の好みがないからこそ、その人に合わせたお酒を提案できるんですよ」と片山さん。手作りのオリジナル新聞も毎月発行。263号にもなるとか。

最後にレジ脇で見つけた「青海川夢街道(ゆめろーど)」(630円)というオリジナルの黒ビール。聞けばイギリスの伝統的なエディンバラビールと黒ビールをブレンドした大人の味だとか。黒ビール好きとしては見逃せず、こちらもお土産に購入。フルーティーな香りと優しい飲み心地がグッドでした。

片山さんとの楽しいトークもご馳走についつい長居……。外が暗くなるまで、楽しいひと時を過ごせました。2階のギャラリーにそっと置かれた、訪れた旅人の日記帳の感動の声も納得です。「米山ICから1分。観光のついでに気軽に立ち寄ってほしいですね」と片山さん。店舗脇の小道からは青海川駅へも徒歩で行けるので、体力に自信のある人はぜひチャレンジを。絶景に、情熱あふれる人々に会いに、心洗われる柏崎の海岸線へ。出かけてみませんか。

『新潟発R』編集部 masha
『新潟発R』編集部 masha
新潟市 出身

大のドライブ&グルメ&酒好き。新潟県内をくまなく取材してきた経験を生かし、とっておきのドライブコースをご紹介します。

体験コース

DRIVING COURSE

  • 1日目
【E8】北陸自動車道 柏崎IC

約15分

原酒造

約10分

海辺のキッチン倶楽部もく

約7分

青海川駅

約2分

酒の新茶屋

約1分

【E8】北陸自動車道 米山IC