「今週末、何しようかな~」なんて、頭を悩ませていませんか?
日本海に面し、全国5位の面積を誇る新潟県には土地ごとに歴史深くおもしろい文化がたくさんあります。
中でも、私が最近よく訪れるのが三条燕エリア!
地名を聞いたとき、ラーメンが思い浮かびましたか? それとも金物でしょうか?
今回ご紹介するのは、職人の街として世界的にも有名な三条燕で「ものづくり体験」を楽しむプランです。
最初に訪れたのは、北三条駅からも程近い「三条鍛冶道場」。

昔から鍛冶屋の多い三条市で日本の金属加工の原点である「鍛冶」の技術を知って欲しいと、
2005年に開設された体験施設です。


館内には三条鍛冶の歴史を学べる展示や製品紹介もあり、何かのついでに立ち寄るのもおすすめです。
「三条鍛冶道場」の魅力は、何といってもその気軽さ。
体験講座は9時~11時、13時~15時半の間、随時受付ているので、予約なしで楽しむことができます。
友達と遊びに来ていた私は、「5寸釘によるペーパーナイフづくり体験(大人1,000円、中学生以下500円)」に
挑戦しました。

建築用として使われる洋釘を熱しながら打ち、形を整えて磨きます。

作業用のエプロンやメガネはレンタルできるので、汚れの心配もありません!


熟練の鍛冶職人が手取り足取り教えてくれるので心配ご無用!
『少し曲がったかな?』『力が足りなかったかな?』と思っても、すぐさま軌道修正してくれます。


釘が平たくなるまでひたすら叩き続けるのはなかなか至難の業。
女性には少し大変な作業ですが、そんな時も職人がフォローしてくれます。

形がある程度できあがったら釘を冷やし、刃部分の製作です。
刃先をベルトサンダーにあて、削りながら形状を整えていきます。
この時、職人さんの爪も削れているのでは?と思うくらい、機械に手が近づいていましたが、さすが職人。
爪は無事のようでした。

仕上げに、サンドブラストで表面に付いた汚れを落とします。
普段使うことのできない機械を体験できて、とても興奮しました!


最後に、職人が道場のロゴを刻印して完成。
どんな手紙もサクサク開きそうな、おしゃれなペーパーナイフのできあがり。
約1時間の体験を終え、お腹が空いた私たちは「三条鍛冶道場」の隣にある「三条スパイス研究所」へ


「スパ研」の愛称で親しまれているこのお店では、三条市の食文化とスパイス料理の文化を
ミックスさせたオリジナルカレーを味わえます。
お店をプロデュースしたのは、東京・押上にあるスパイス料理の名店「スパイスカフェ」の
オーナーシェフ・伊藤一城さん。グルメ通なら誰もが知っている有名人です。
私が注文したのは、数量限定の「ビリヤニセット(税込1,620円)」。

2016年のオープン以降何度か訪れましたが、いつも完売していた人気メニュー。
この日、やっとお目にかかることができました(涙)。
インドの炊き込みご飯「ビリヤニ」のほか、カレー1種、野菜のスパイスおかず3種とデザート、
ドリンク(ジュースまたはスパイスティー)が付きます。
友達は、ターリーセット(税込1,296円)を頼みました。

こちらは、ごはんにカレー2種、野菜のスパイスおかず4種、デザート、ドリンクが付きます。
スパ研に初めて行くなら、カレー2種の食べ比べができるターリーセットがおすすめです。

明るく開放的な店内は、内装デザインからインテリアまでおしゃれで居心地抜群。
友達同士やカップルはもちろん、子ども連れのファミリーもたくさんいました。
三条の豊かな食材を使用した日替わりのスパイスカレーは、他では味わえないおいしさがあり、
訪れるたびに違った楽しみがあります。
後編に続く♪
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