先日糸魚川から家族が遊びに来ました。
「楽しいとこ連れてってね!」という母からのプレッシャーに脳内データベースをフル回転し、ひらめいたのが「街中レトロ」!
江戸時代より港町として栄えた新潟市。
市内中心部にはヨーロッパ様式を取り入れた名建築が多く残されています。
そんな建築美を巡るツアーを計画!

まずは、中央区一番堀通町の「県政記念館」へ。
白山公園に隣接する旧新潟県会議事堂で、明治16年建造。
昭和7年まで使用されていた議場を公開しているほか、新潟県や議会の歴史資料を展示。
明治初期の木造洋風建築の県会議事堂としては全国唯一の現存建造物で、昭和44年に国の重要文化財に指定されています。
ちなみに、議事堂のイスには実際に座ることもできちゃうので、議員さん気分を味わうことも可能です♪

屋上の八角塔屋を中心に、左右対称の翼棟が文明開化期の美意識をしのばせています。

近くに来たので、白山神社に寄り道。。
大きな社殿をくぐり、薄暗い先に見えてくるのが「蛇松明神」です。
古くから巳成金の信仰として、商売繁盛や金運アップで知られ、お祀りしている蛇の神様の好物の生卵をお供えするのがこちらの習わしとのこと。

御利益がとてもあることで知られ、お供えされている卵はいつも箱にパンパン!
ビジネスマンはもちろん、宝くじを買う前にこちらにお参りすると、もしかしたら…があるかもしれませんよ♪

お腹も空いてきたところで、昼メシは「ネルソンの庭」へ。
お店は大正時代に建てられた副知事公舎をリノベートした建物。
店内には骨組みを残したダイニング、レトロでムーディーなバー、ソファが並ぶ2つの個室といろいろなスペースがあり、スタイリッシュモダンな空間が広がっています。
食事もしっかり街中レトロ、堪能できますよ~♪
料理のテーマは本場仕込みのシェフが作る「新潟のイタリア料理」は、旬の食材を使った料理は幅広い層に愛されているので、子ども連れや年配の方とのおでかけにもオススメです!!

最後に訪れたのは、中央区旭町通の「新津記念館」。
出雲崎町出身で“昭和の石油王”といわれた新津恒吉が1938年、私邸内に建てた外国人用迎賓館で、1階には「イギリスの間」、2階には「フランスの間」と「日本間」、3階に「ドイツの間(非公開)」と、各階とも表情の異なる内部装飾が施され、重厚かつ気品漂う雰囲気です。

1998年には新潟県初の登録有形文化財建造物の認定も受けています。
バロック調建築のなかに和を取り入れたもてなしの調和が見てとれる…というのが特徴だそうなんですが、建築に疎い私には「なんかベルサイユのバラみたいだな~」という印象。
そんな私でも身近で体験できる非日常空間に癒やされました。
皆さんもぜひ!