ご覧いただきありがとうございます、白岩ましろです。
今年最後のニイガタドライブです。
このブログでは新潟県とその近隣のドライブ情報をお届けしています。
今回は、題して「行き当たりばったりの旅」!
ということで、まずは当てもなく高速道路に乗ってみました!

北陸道。そして関越道へ。
新潟県内は広い。だんだんと雪が積もる風景になっていきました。
そんな雪景色に誘われて、降りたのは六日町インター。
ここで「そういえば!!」と思い出す。
蕎麦の名店“そば屋 長森”に行ってみたかった!
食べログ そば 百名店 2018に選ばれたという折り紙つきの名店。
住所は南魚沼市長森。

着いてみると、あれあれ。そば屋さん以外にもお店がたくさんある。
「魚沼の里」の一角にお店がありました。
魚沼の里??一体どういう場所なんだろう?
気になりつつもお腹が空いた。
ま、とりあえず蕎麦食べよう。
売り切れ次第終了の人気店だし。食べながら調べよう。

お店は古民家風の佇まい!趣がある建物が大好きです。
では、低いくぐり戸を抜けて、お邪魔します!

客席である広い和室には、こたつ席がありました。
さて、注文を済ませて「魚沼の里」について調べる。
公式webサイトによりますと、この「魚沼の里」というのは、霊峰・八海山の麓、南魚沼市長森の一角、のどかな田園風景が広がる里山に、カフェ、売店、キッチン雑貨店等を併設した「八海山雪室」、「そば屋 長森」、「城内食堂 武火文火」、菓子処「さとや」、「つつみや 八蔵」など、心安らぐスポットが点在している場所。
今年の7月オープンのお店も多いようで、新しめの施設。スタッフさんのお話では、関東方面から来るお客さんがとても多いそうです。
注文した蕎麦がやってきました!

数量限定の「小佐渡在来種 十割そば」(800円)
佐渡でわずか2トンほどしか栽培されていない貴重な玄蕎麦を使用。
蕎麦自体の味わいが深い。ほんのり甘みがある。
こんなに美味しい蕎麦、食べたことがありません。
百名店に選ばれるのも納得です。
また、こたつ席でのんびりしながら頂く経験もとっても貴重でした。
ごちそうさまでした。
この施設「魚沼の里」についてもっと知りたいと、お次は八海山雪室へ。

スタイリッシュ!ここに、雪室があるなんて信じられません。
美術館のようなデザインです。
中には雪室の他に、カフェ「YUKIMURO CAFE」、キッチン雑貨店「okatte」、売店「こうじや」、焼酎貯蔵庫があります。
雪室の見学ツアー(無料)に参加!

いざ、1000トンの雪が収容される雪中貯蔵庫へ!

庫内は3.6度。冬なので、外気と大差ありませんでしたが、真夏でもこのくらいの温度を保てるそうです。
ここで、冷えた雪室内で聞いた身も凍る怖いお話。
まず、庫内の雪をご覧ください。

黒いものが混じっているのがご覧いただけますか?
実は運ぶ際についた土ではないそうです。
そう、この黒いものは、雪に含まれていた大気中の汚れ・・・。
雪が溶けるとそこには汚れだけが残っていたと。
もう、お分かりですよね?
つまり、子供の頃はしゃいで食べた雪にはこの汚れが含まれていたのです。
お分りいただけただろうか・・・・(言いたいだけ)
雪を食べると大人に叱られたのは、こういうことだったんだと、目で見て実感できました。そして、今後は雪を食べようとしている人のことを全力で止めようと心に誓いました。
と、お門違いの感心もしつつ、もちろんエコな冷蔵システム“雪室”の素晴らしさも感じました。
さて雪室を出ると、焼酎樽を眺めながら試飲ができるスポットがあります!

試飲のラインナップは、あらゆる日本酒、焼酎、それから「みりん」、ドライバーさんにはノンアルコールの甘酒、などなど。
私のお気に入りは、
「純米吟醸 八海山 雪室貯蔵三年」…まろやかな風味。
「八海山 本格米焼酎 オーク樽貯蔵 風媒花(ふうばいか)」…オーク樽で寝かせているのでウイスキーのような香りと味わい。
「本みりん 三年熟成品 麹の蜜」…飲めるみりん。麹の甘さが上品で、しつこくない。私は、もったいなくてお料理には使えない。
他にも試飲させていただきましたが、おすすめ3つは以上です!
十分なほろ酔い状態でお店を後にしました。
この雪室ツアーは1日に何度も行われているようなので、詳しくはお店にお問い合わせくださいね!
さぁお酒を飲んだら甘いもの!
魚沼の里のスタッフさんに甘味のオススメを尋ねると、必ずと言っていいほど挙がるのが「さとやの抹茶パフェ」!
レッツゴー!

1階はショップ。2階がカフェ。
贈り物にぴったりなお菓子もたくさんありましたよ!
さぁ2階はどうなっているのかな〜!

山々を望む大きな窓!!四季折々の自然を楽しむことができます。
まるで借景。日々自然が作り出す芸術を眺めて癒されてください。
注文したスイーツがやってきました!

あんみつ&抹茶パフェ (各620円)
美味しい!どちらもボリューム満点。
抹茶パフェは、バウムクーヘン、アイス、生クリーム、あんこなど。
あんみつは、たっぷりのフルーツと、白玉、アイスクリーム、あんこなど。
いやぁ、「魚沼の里」、楽しい。
ここには、地ビールを造る「猿倉山ブルワリー」もあります。

こちらで醸造している「ライディーンビール」は、パッケージのお猿さんが高貴で素敵なので要チェック。ブルワリーにはビールバーなども併設されているので、ぜひお出かけください。
その他、贈ることをテーマにした「つつみや八蔵」。
雪国ならではの食事を楽しめるレストラン。カフェやスイーツ工房は「さとや」以外にもまだあります!さらにベーカリーも。
イベントも精力的に開催されているので、それぞれのお店のワークショップや、雪国ならではのスノーシューハイク体験など公式webサイトを確認しながらチャレンジしてみてくださいね!
そして、魚沼の里から車で20分ほどの場所には新潟県文化財があります。
魚沼市「西福寺」の新潟県文化財・石川雲蝶作品群。
越後のミケランジェロと称される雲蝶の彫刻の数々は一見の価値ありです!
残念ながら写真撮影はかないませんでしたが、息を飲む迫力でした。
▷石川雲蝶についての過去のニイガタドライブもご参考にどうぞ!ちかげ姉様の記事です! https://www.niigatadrive.com/archives/2892
そうそう、お寺の前にはお土産物屋さん「開運堂」では、白ごはんのお供が充実しています!魚沼市で作っている“大力納豆”がとても美味しかったのでオススメです。
あらかじめ塩麹が混ぜてあるので、醤油をかけずにそのままどうぞ!
粘り気が強く、最初に混ぜるときは“お箸が折れるんじゃないか!?”というくらい混ぜごたえがあります。そして、豆が大きく食べ応えがあります。
また食べたいので、しばらく新潟市内の納豆売り場を血眼になって探します。(大力納豆をお見かけされたらSNSでご連絡ください<必死>)
今回は、予定を決めずに高速道路に乗ってみたら、新しい発見が待っていた!そんなドライブでした。たまには行き当たりばったりで、思い立った場所に行って、思いついたことをしてみるのもいいんじゃないでしょうか?
お酒が飲めるスポットの紹介もしましたが、くれぐれも、飲酒運転はダメですよ!!!ほんのちょっとの気の緩みで、人生が変わってしまいます。
それでは、良い年末年始をお過ごしください。
今年も一年ありがとうございました。
さぁ来年は、高速道路でどこまで行こうかな?