酒造りの里・上越 酒ロードをドライブ ~後編~

『新潟発R』編集部 高橋真理子
『新潟発R』編集部 高橋真理子

前編より ↓

https://www.niigatadrive.com/?p=6619&preview=true

 

次の目的地へ行く前に、笠原館長が教えてくれたスポット、くびき野レールパークに立ち寄りました。

残念ながら通常公開はされていないので、外から見学。
こちらは1971(昭和46)年に廃止された頸城鉄道の機関庫跡地に2008年にオープンした施設で、蒸気機関車コッペル2号などの車両が保存されています。
定期公開は5月5日(日・祝)と6・7月、9月の第3日曜と10月第2土・日曜。詳細は「くびきのお宝残す会」

https://kubikino-rp.jimdo.com/

コッペル2号に会えなかった代わりに、丸田屋https://www.marutayasan.com/

「コッペル饅頭」を購入。刻印がかわいい! 100%北海道産小豆を使った自家製あんと黒糖生地がマッチした、やみつきになる味わいです。

 

次の目的地「地酒の店 かじや」に到着。

https://kajiyanet.com/

地元の丸山酒造場が醸す「雪中梅」の品揃えの豊富さと、店長の宮崎文徳さんのユニークな地酒の魅力発信が光る酒屋さんです。

純米酒(写真中)を雪室で3カ月以上熟成させた「雪中梅  雪中貯蔵  純米原酒」(写真左)は、4月頃に再入荷予定。楽しみです。
写真右は新商品の「純米吟醸  美守(ひだもり)」。丸山酒造場初の純米吟醸酒として注目されています。

店長の宮崎さんは、日本酒の魅力を独自のスタイルで発信。日本酒の原料となる酒米や水を育む環境など、1本のお酒の背景にある物語を、酒蔵とともに丁寧に伝えています。

 

上越市柿崎区の頚城酒造が生産者グループ「柿崎を食べる会」と一緒に酒米から栽培し、醸している「和希水(わきみず)」も販売。「和希水」は平成の名水百選「大出口泉水」が注ぐ棚田で栽培した「越淡麗」を使った地酒で、米作り、酒造りによって地域を盛り上げる「柿崎名水農醸プロジェクト」による地酒です。現在は「純米一度火入れ」と「純米大吟醸」を販売。6月上旬の田植えや10月中~下旬の稲刈りには、お客さまを募って参加しているそうです。体験してみたいですね。

上の棚の右から2番目が「和希水」。頚城酒造の他の地酒も多数販売しています。

「柿崎を食べる会」の岸田健さんが栽培した酒米で、蔵人でもある岸田さんが醸した「越路の紅梅 特別本醸造 無ろ過生原酒  岸田Ver.」。岸田さんのポエムも綴られています。

ネット通販や、「日本酒賞状」「日本酒年賀状」「ペン吟醸」などの「まさか酒店」の取り組みにも力を入れています。

 

ラストは、「地酒の店 かじや」でも販売している地ワインのワイナリー「岩の原葡萄園」。http://www.iwanohara.sgn.ne.jp/

「日本のワインぶどうの父」川上善兵衛が1890(明治23)年に開いた葡萄園です。

1895(明治28)年に造られ国登録有形文化財になっている第一号石蔵や1898(明治31)年に建造で上越市指定文化財の第二号石蔵を見学できます。毎日11時30分からは定員20名で第二号石蔵のガイドツアーも行っています(要予約)。

扉や壁など、ほぼ当時のままの建物が残る第二号石蔵。

企画部長の鋤柄聡さんが案内してくださいました。写真は第二号石蔵の雪室入口。仕込みのときの温度調節にも雪を利用していました。

第二号石蔵には自動音声案内もあります。

現在の雪室の見学は4月から10月まで。本日は見学できず、残念。

第一号石蔵。冷気の通風口など、外壁に当時の面影が残っています。

 

ワインショップの2階にはレストランと資料室があります。

川上善兵衛の生い立ちから、勝海舟との関係、坂口謹一郎博士が取り持ったサントリー創業者・鳥井信治郎氏との出会いなども紹介。

書籍の他、「マスカット・ベーリーA」「ローズ・シオター」などが誕生するまで、多数の品種交雑に使われたブドウの葉などの貴重な資料が残っています。

資料館を見学したら、1階ワインショップで試飲。こちららは無料試飲コーナー。

季節により6~8種のワインをそろえる有料試飲カウンター。3月のおすすめは「白ワイン3種セット」。

「白ワインの中でも、『レッドミルレンニューム2017辛口』は、華やかな香りと酸で、女性に人気です」と鋤柄さん。試してみると、確かに。上品な香りと酸味が調和したおいしさです。同じ品種でも「2015甘口」はライチのような香りで、凝縮された甘みがあり、全く違う味わい。ワインの奥深さを実感しました。

「マスカット・ベーリーA」種を使った岩の原葡萄園の赤ワインは、肉料理だけでなく、脂の乗った刺身やうなぎの蒲焼など魚とも相性がいいとのこと。試してみたいですね。

ワインショップで人気ナンバー1の「鱈のワイン漬」をお土産に。ワインにも日本酒にも合いそうです。

 

天気がよければ、ブドウ畑の散策もおすすめ。
4月20日(土)にはプチハイキングイベント「ぶどう畑をぐるっと一周」が開催されます(定員20名、有料、要予約)。
さらに5月25日(土)・26日(日)には「ワイン好きの方はぜひ!」と、鋤柄さんがイチオシする「岩の原ワインバル2019」を開催。熟成中のワインを樽から直接抜いてテイスティングできる年に1回のイベントとのこと。魅力的ですね~。

 

上越の酒文化を巡るドライブはこれにて終了。これからの季節、お花見を兼ねて訪ねてみては。

『新潟発R』編集部 高橋真理子
『新潟発R』編集部 高橋真理子
群馬県 出身

新潟在住歴20数年。新潟の自然、食、酒、人を取材しながら、いまだに日々

感激している新潟大ファン。2月10日に『新潟発R』9号「にいがたSAKE革命」が発売さ

れました!

体験コース

DRIVING COURSE

  • 1日目
【E8】北陸自動車道 柿崎IC

車で約20分

よしかわ杜氏の郷

車で約18分

坂口記念館

車で約5分

くびき野レールパーク

車で約12分

地酒の店かじや

車で約12分

岩の原葡萄園

車で約25分

【E18】上信越自動車道 上越高田IC