こんにちは。保存版観光誌『新潟発R』編集部の高橋です。
肌に当たる風が心地いい、お出かけに最適な季節になりましたね。
本日は城下町新発田の酒&食スポットをドライブ。
新発田には4つの酒蔵があり、3蔵が見学可能。
今回は2つの蔵を巡りながら、グルメや観光スポットを訪ねます。
最初に訪ねたのは新発田駅近く、諏訪神社そばにある市島酒造。
通年見学ができ、見学コースも充実してます。
3つの見学コースは音声案内付きですが本日は総務部の小野美憲さんにご案内いただきました。

昔の酒造りの道具や蔵元に伝わる器など、江戸の寛政年間(1790年代)創業の歴史を体感できます。

昔の酒を搾る道具を利用した水飲み場では、仕込み水を飲むことができます。
見学のあとは新発田市のお土産を集めた売店と試飲コーナーへ。
無料試飲だけでもこれだけの種類が!

プレミアム試飲(500円)では先日IWC2019SAKE部門でGOLDメダルを受賞した「王紋 吟の慶 大吟醸」など3種類の特別感あふれるお酒を試飲できます。

残念ながら本日はドライバーなので、代わりに自宅で楽しめるお手ごろ価格の飲み比べセットを購入しました(3本1,000円)。

敷地内には「庭園カフェいちしま」もあり、休憩やランチをにおすすめ。
庭園の樹木や花々、中庭の美しさは必見です。
次はもう一つの酒蔵、菊水酒造へ。
www.kikusui-sake.com

アルミカップの「ふなぐち菊水一番しぼり」は国内出荷数が、昨年累計3億本を突破し、全国的にも知られる酒蔵です。
昨年秋には菊水日本酒文化研究所を公開し、今年の4月下旬には売店がリニューアル。
担当の業務部・丸山るり子さんにおすすめをお聞きしました。

「目の前で瓶詰めする『ふなぐち菊水一番しぼり 生原酒』はここでしか買えないお酒です。ほかに、オリジナルの酒器や地元のお菓子、麩などもおすすめです」

「新商品の『鬼面杯』は、安田瓦の職人さんが手がけた弊社とのコラボの酒器で、小鉢としても使えます」
さらに注目なのが、平成最後の日と、令和最初の日の刻印がある「ふなぐち菊水一番しぼり」。

こちらはなくなり次第終了とのこと。
気になる方はお急ぎを!
国道7号沿いにあるので、ドライブ途中に立ち寄るには最適。
時間があれば庭園を散策したり、予約して菊水日本酒文化研究所でじっくりと酒文化に浸るのもいいですね。
国道7号を車を走らせ、ランチは大峰山の登山口近くにある「山岳手打ちそば一寿」で。

漫画『そばもん』にも登場した名物店。
板垣一寿さんご夫妻が切り盛りし、登山客や観光客、地元の人に人気のそば処です。
この日おすすめしてくれたのが天愛盛り1,728円。

自家製粉・挽き立てのそば粉で打つそばと、この店の名物ダッタンそば、さらに天ぷらにはそばの葉を使い、3種のそばが味わえます。
ちなみに「天愛」のネーミングは店の2階に鎮座する恋人観音が由来となっています。
ダッタンそばは、生活習慣病予防に効果があるといわれるルチンを多く含むことで知られ、「北陸4号」という品種を新発田と津南の農家で栽培。
板垣さんは「新潟県ダッタンそばの会」会長としても活躍。
お店ではダッタンそばの粉末や加工品も販売しています。

こちらはダッタンそばジェラート「花の口どけ」378円
夜のメニューも充実していて、新発田の地酒もしっかりあります!


地元の食材を取り入れたいちじく、大峰かおり(枝豆)、桜、越後姫、蜂蜜レモンの5種類で1296円。プレゼントにもいいですね。
新潟市から近いのに、お酒や食はもちろん城下町としての歴史があり、観光要素満載の新発田。
プチドライブで通いたい、そんな街でした。