Komachi編集部河野です。
みなさんが今ハマっていることは何ですか?
今の私は、ダントツで『器』!
私は自他ともに認める酒食道楽 笑。
おいしいお酒を飲むなら、おいしい物を食べるなら…と、
いつしか器にもとことんこだわるようになり。
今の目標は、全国の窯元を巡ること♪ というくらい夢中なんです。
そこで今回は、少し早起きして8時に自宅を出発。
新潟中央インターから磐越道で約1時間半。
福島県会津美里町にある、瀬戸町と呼ばれる器の町へ行ってきました。
400年以上の歴史を持つ「会津本郷焼」の作り手が集まるこの地域は、
静かな住宅地に13の窯元が点在しています。
そのほとんどが見学可能で、その場で購入もできるんです。
窯元巡りの拠点となるのはこちら!

「会津本郷陶磁器会館」さんです。
館内には、13の窯元の代表的な作品が並んでいます。
まずはこちらで好みの作品を見つけて窯元巡りを始めるのがおすすめですよ。
さて、ここからは愛車を置いて新しい相棒の登場!

レンタサイクル~!
「会津本郷陶磁器会館」さんの隣にある「会津美里町インフォメーションセンター」で借りることができます。
小さな町なので、車より便利☆
しかも、街並みをゆっくり通って爽やかな風を感じられるから、おでかけ気分がグッと上がります。ぜひ利用してみてください!
はじめに向かったのは「樹ノ音(きのおと)工房」さん。
各地にある雑貨店などでも作品が取り扱われている、女性に人気の窯元です。

シンプルなんだけれど、温かみのある器がそろいます。
今回はマグカップを購入しました!

「加彩」(絵付けされたもの)や「しのぎ」のカップがオシャレでかわいいんです。
愛らしいフォルムはもちろんのこと、ぽってりとした手触りもたまらない~♡
仕事で煮詰まった時、これに触れたら一瞬で癒やされそう 笑。
1件目でお気に入りに出会えて、きっと顔がニンマリしている私 笑。
そういえば樹ノ音工房さんに到着する前、カフェがあったことを思い出しました。
「Cafe yuinoba」さんは、樹ノ音工房さんが営むカフェ。

明治時代の古い蔵を改装した店内は、重厚で温かみがあって、
窯元巡りに染まっている私の心をそのままときめかせてくれます。

まだお昼には早いので、コーヒーと日替わりスイーツのセットをいただきました。
ここでも樹ノ音工房さんの器にほっこりしましたよ。
ほっこりしたところで、窯元巡りを再開です。
2軒目は、「鳳山窯」さん。
温かみのある白い肌地に、椿や萩など季節の花をモチーフにした色絵が美しい器がそろいます。
そんな中から、これは絶対家に連れて帰る~!と運命を感じたお皿がこれ。

どんなお料理を盛りつけようか…と早くも想像が膨らみまくります♪
続いて立ち寄ったのは、ギャラリーのような展示スペースが魅力の「富三窯(とみぞうがま)」さん。
こちらは染付や色絵など、磁器の窯元として知られています。
特に椿を描いた作品が有名で、「椿の富三」と呼ばれているんですって!

今回は両親へのおみやげに、椿が描かれた夫婦茶碗を購入しました!
お次は「流紋焼」さん。

こちらは本郷焼きエリアでも最も大きな窯元です。
伝統的な作品のほかに、カラフルで遊び心あふれる作品もたくさんあります。

釉が溶け流れることで描かれる流紋焼きが印象的。
この湯ざましもそう。藍色がとても美しい…
使いこむうちにどんどん味が出てきそうで楽しみです。
最後は「会津美里町インフォメーションセンター」近くの「酔月窯(すいげつがま)」さん。
幾何学模様や草花、ネコなど、温かみのある手描きのモチーフはバリエーション豊富で迷っちゃいます。

この酒器は透明感のある白と青が印象的で一目ぼれ!
同じ絵柄で違うデザインのものもあったので、集めようかな♪
写真で紹介できなかった窯元もあります。
独特の濃淡とシックな風合いの器が魅力の「かやの窯(がま)」さん。
会津本郷焼の第一人者として知られる老舗「宗像窯(むなかたがま)」さん。
和食にも洋食にも使える繊細な絵が美しい「力窯(ちからがま)」さんなどなど…
全部見ると、1軒ごとに全然違う!
きっとお気に入りの1軒が見つかると思いますよ。
あっという間にお昼になりました。
ランチは地元の人が太鼓判を押す評判のお店「タウンステーションみさと」さんで。

会津のそば粉を使った十割そばと名物ソースカツ丼のセット☆
おそばはもっちりとした食感で、食べ応えあり!
ソースカツ丼は新潟のたれカツ丼とはまた違うおいしさがありますね。
今日紹介した窯元には、絵付けなどの体験ができるところも多数あります。
予約が必要な場合もあるので、事前に問い合わせしてみてくださいね。
半日でこの満足感、会津の窯元巡り、ほんとにおすすめです!