暑い暑い夏が落ち着いて…と言いたいところですが
まだ残暑厳しい日々が続いていますね!
毎年必ず夏バテしてしまうKomachi編集部のカワムラです。
8月25日に発売したばかりのKomachi最新号は、毎年恒例のラーメン特集。
私も県内あちこち駆け回り、ラーメンを食べまくりました。
毎年この時季は汗を流しながらラーメンを食べる日々が続いています。
そんな私ですが、ラーメンを嫌いになることはなく、休日になると普段行けないお店へ足を伸ばしています。今回は糸魚川へ行ってきました。
11時のオープンと同時に入ったのは、糸魚川市の能生地区にある「ラーメン浜っ子」さん。
こちらには、ここでしか食べられないラーメンがあるんですよ!
国道8号線沿いにある民宿の1階がお店です。うっかりと通り過ぎないように注意してくださいね。そして、こちらでしか食べられないラーメンが…コレ!

ズベラーメン(800円)です。磯の香りが食欲をそそる一杯です。「ズベって何?」と思った方はたくさんいるでしょう。私もそうでした。この「ズベ」とは海藻のことで、プリプリとした歯応えと磯の香りが特長です。
そのズベがたっぷり入ったラーメンは、自家製焼きアゴなどでとったあっさりスープも絶品! なんと、お店のご主人自らがウエットスーツを着て素潜りで穫っているんだとか。
今回いただいたのはしょうゆですが、裏メニューで塩もあるそうですよ。
おなかが満たされた私が続いて向かったのは「糸魚川ジオステーション ジオパル」さん。糸魚川の魅力が詰まった、鉄道をテーマにした交流施設です。

平成22年まで大糸線で活躍していた「キハ52」の実車が待合室に生まれ変わっています。
駅のホームで見るよりも大きく感じます。当時のままの車両内。たくさんの人の通勤・通学の思い出が詰まっているんでしょうね。

話は変わりますが、子どもの頃に夢中で遊んだ物の思い出って忘れませんよね? 実は、電車関係のアイテムも好きだったりして。昔は組み立てたレールの上で、お気に入りの列車を走らせたり。なかなか買ってもらえなかったから、手に入れた時は嬉しすぎて枕元に置いて寝ていたくらいでしたね。

そんな私にはたまらないゾーンがこちらのジオラマです!こちらは糸魚川駅あたりをモデルにしたもので、子どもに人気のプラレールもありますよ。見てるだけでワクワクしてくるこの気持ち。こういうのって、男子の心をくすぐるんですよね。もう40歳に近い私ですが、少年の心は残っています。

このマイコンを使って、鉄道模型を動かすことができるんです。料金は1線30分で500円。
これはヤバい! 自分で動かしてる感じがたまらないですよね!
さてさて、童心に返って遊びに夢中になったらお腹が空いてきましたね。

糸魚川といえば、やはりこちらでしょう。
創業は1948年。長年地元で愛され続けている老舗「あさひ楼」さんです。

住宅街の中にある隠れ家的なお店ですが、市外からもたくさんの人が訪れます。床の間がある店内はまるで民家のよう。

メニューは「ラーメン」と「チャーシューメン」のみ。ズベラーメンとは別腹ですからね。ここはチャーシューメンをいただきましょう。ジューシーで肉汁をしっかりと感じるチャーシューは、スープへのアクセントにもなっています。

麺は、地元にある製麺所の中太麺。プリッとした食感ですが、内側は柔らかく中心はやや硬め。独特の食感がクセになるすばらしい麺だと思います。

スープは、ゲンコツや煮干しがベースだそう。表面にはたっぷりとラードが浮いていて、パンチの効いた濃厚な味わいに衝撃を受けましたね。うま味が全身にじんわりと染みわたるといえばいいのでしょうか…。

話のネタになる変わり種の味から、老舗の一杯と、本当に満足な1日でした。実は最近気付いたんですけど、新潟はどこに出掛けてもそのエリアでしか食べられない、必ず食べておきたいラーメンがあるんですよね。実はこれって、すごいことなんですよね。
次回もおいしいラーメンを求めてドライブに出かけますよ! 私は編集部の人間なので、Komachiのラーメン食べ歩きスタンプラリーは回れませんが、皆さんはぜひKomachiを片手に、ラーメンを食べ歩いてみてください!