みなさん、あけましておめでとうございます!
記念すべき令和2年のスタートですね。今年も頑張っていきますので、私たちKomachiをよろしくお願いいたします!
出版社特有の年末進行に開放された私は、せっかくの休みだし遠くに行きたい!と思い立ち、向かったのは上越・妙高エリア。お目当てはもちろんラーメン! この地域に行ったらコレ!というテッパンの1杯をいただいてきましたよ。
まずは上越エリアでは知らぬ人はいないだろうという「食堂ミサ 本店」さんへ。

地元の人はもちろん、スキーやスノボ帰りに立ち寄る冬限定のファンも多いお店です。
もちろん私も、冬になると無性に食べたくなります(夏もうまいけどね!)。
本店限定メニュー「白麻婆麺」も捨てがたいけれど、やっぱり今日は「味噌らーめん」(並860円)!
ミサさんのみそラーメンといえば、印象的なのがニンニクたっぷりのスープ。ニンニクの香りとタマネギの甘み、みその風味が一口目から広がります。

トンコツ、鶏ガラ、野菜などをたっぷり煮込んだスープは、1965年の創業当時の基本レシピを忠実に守って作られているそうです。風味の決め手となるニンニクはペースト状にして冷凍し、辛味を抑えてから解凍して使うんだとか。大量に入るタマネギは一度に100kg以上を手作業で刻んでいます。
以前取材をした時に聞いたお話ですが、創業者のミサおばあちゃんは自動車学校を設立。真冬に雪で帰宅できない教習生が学校に泊まることもあり、そんな生徒や職員のために食事を出したのがお店の始まりなんだそうです。上越で長く愛されるラーメンは、そんな歴史と優しさがつまっています。
今回は本店にお邪魔しましたが、上信越道上下線からだけでなく国道18号線からも入れる「道の駅 あらい」にもお店があるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
続いては、妙高市の「オーモリラーメン 新井店」さんへ。もう1日2~3杯は当たり前に。最近はジムに通い出し、体重にも気を遣うようになりました(笑)。

オーモリラーメンさんは、新潟5大ラーメンに続くといわれるご当地麺「上越妙高とんこつ」のパイオニア。初代ご主人が大正時代に始めた屋台がルーツで、お店を構えた昭和26年を創業としています。
そんな歴史あるラーメンがこちら。

いただいたのは味玉ラーメン(750円)。豚の骨と肉、水だけで長時間じっくりと炊いたスープと中太麺の組み合わせは、ラーメン1杯30円だった70年前から続くスタイル。
豚100%のスープはうま味、コク、独特の香りがヤミツキになるというファンが多いそう。
正直、車を降りてすぐに漂う香りだけで、ゴハンを食べられますね!スープとの相性を追求したコシのある麺は自家製です。

2018年に発売したおみやげ用冷凍スープと麺のセット(750円)も品薄になる時があるほど好評です。自宅でもオーモリラーメンを味わいたいのでもちろん購入! お店のスープをそのまま冷凍なので、かなり再現性が高いオーモリラーメンが味わえます。
上越エリアのレジェンドを立て続けに堪能した後は、スイーツも! 妙高市の「和光菓子店」さんです。

こちらのご主人は、全国菓子博覧会で金賞を受賞したこともある実力派。
そんなご主人が手掛ける和・洋・中華菓子など、ジャンルにとらわれずさまざまなお菓子が並びます。中でも子どもから大人までたくさんのファンがいる名物がクレープ。

クレープは全部で7種類。

コーヒーと紅茶以外のクレープの皮には、オレンジの花のエキスが隠し味で入っているんだとか。素朴な中に品がある味わいは、男性にも喜ばれると思います。ラーメン2杯を食べた後でも、2個はペロリでした!
さて、帰路につく途中でもう1件。

「妙高山麓直売センター とまと」さんです。
こちらは地元農家が作る新鮮な野菜と妙高ならではの食材や加工品がそろう直売所。館内には食事処もあります。

私がいつもおみやげに購入する「笹ずし」(580円)は妙高の郷土料理。
ほんのり笹の香りがする地元産コシヒカリのごはんが絶品!
具材はどれも素朴な味わいで、もう1個、もう1個とつい手が伸びるおいしさですよ。
さすがにお腹は限界だったので、お土産に買わせていただきました。
いかがでしたか? 同じ新潟県内でもこれだけ違いのあるラーメンがあるっていうところが、ラーメン王国たるゆえんですよね! 次回もおいしい1杯をご紹介するので、お楽しみに!