山間地は豪雪、新潟市にも雪が舞い、新潟に冬がやってきました。
ニイガタドライブ酒&食担当『新潟発R』編集部の高橋です。
厳しい寒さを吹き飛ばしてくれるのが、冬ならではの美味。
今回は県最西端の海の街・糸魚川市の親不知から街なかをドライブし、シーサイドグルメ&地酒を訪ねました。
一路、道の駅「親不知ピアパーク」へ。

世界一のブロンズ製海亀像「ミリオン」がシンボル。
実はこの像にはいろいろ仕掛けがありまして、ミリオンの目の中をよーく見てみると……。

左目に天使が! 右目はどうなっているのか、ぜひ確かめてみてください。

親不知海岸ではヒスイ探しを楽しむ人の姿も。

きれいな石がたくさん! 旅の記念に、お気に入りを見つけましょう。
施設内にはカニや天然新巻鮭、ゲンギョ(幻魚)の干物などの加工品を販売する「親不知おさかなセンター」のほか、食事処が2カ所あります。
ランチはガラス越しに海を望むロケーションが気持ちいい「お食事処 漁火」へ。

人気ナンバー1の「海鮮丼」を注文。
親不知漁港・第八親和丸から直送される、その日とれたての魚介が贅沢にのった丼。。
本日はブリ、スズキ、タイ、南蛮エビ。
かに天丼や海老天丼、サーモン丼などの丼ものや定食が楽しめます。
12月1日~来年の3月31日までは糸魚川市内の飲食店で「糸魚川荒波あんこうフェア」を開催中。
https://www.itoigawa-kanko.net/eventinfo/ankofair/
「漁火」も参加していますが、この日は海の状況により、残念ながらアンコウは食べられませんでした。

こちらは過去の「あんこう汁」の写真(糸魚川市観光協会より)。次はぜひ味わってみたい!
親不知を後にし、糸魚川の市街地へ。
ちなみに、親不知ピアパークに立ち寄り後、1時間以内に再度高速道路に乗って富山方面へ向かう場合は、下車せずに利用した場合と同じ料金になります。(ETC搭載車のみ)
https://www.e-nexco.co.jp/rest/pressroom/press_release/niigata/h30/0228/pdfs/pdf.pdf

2016年の大火から復活を遂げた1650(慶安三)年創業の加賀の井酒造へ。
新酒蔵棟は2日前までに予約をすれば、案内付きで見学をすることができます。
製造部長の小林幹男さんに案内していただきました。

小林さんの後ろの建物が、唯一焼け残った「文庫蔵」と呼ばれる歴史ある蔵。
江戸時代、参勤交代で街道を通った加賀藩前田家の本陣としての役割を果たしていた加賀の井酒造。
この建物は本陣の一部だったそうです。
「うちの酒蔵名の由来を象徴する大切な建物です」と、当時の間取り図で説明してくれました。

酒蔵見学では在庫に余裕がある商品のみ試飲、販売が可能です。
この日は「加賀の井 純米吟醸」と「秋あがり」!
加賀の井酒造の目の前には、2020年4月に「キターレ」がオープン。
多目的スペースのホールや、2016年の大火関連の資料を展示するエントランス、
飲食店などがあります。
屋外広場もあり、「土曜キタ市」などのイベントが開催されています。
イベントスケジュールは公式サイトにアップされているので、イベントに合わせて訪ねてみたいですね。
ラストはお土産を探しに、糸魚川駅日本海口に隣接するヒスイ王国館1階の「糸魚川観光物産センター」へ。

糸魚川市にある5つの酒蔵の地酒が勢ぞろい。圧巻です。

レトロな小瓶やカップ酒は旅土産にぴったり。
左から「根知男山」(渡辺酒造店)、「謙信」(池田屋酒造)、「雪鶴」(田原酒造)、「月不見の池」(猪又酒造)。

市内にある江戸時代後期創業の老舗「一印かまぼこ屋」の「かまぼこメンチ」と「親不知もずく入さつま揚」を購入。
どちらもお酒に合いそう~。
残念ながら「あんこう祭り」は中止になってしまいましたが、あんこうフェアはじめ、冬の糸魚川にはおいしものが目白押し。
糸魚川市観光協会のサイトやFACEBOOKでチェックして、お出かけください。

◎今宵の晩酌
「加賀の井 純米吟醸」と、オーブントースターで軽く焼いた「もずくさつま揚げ」&「かまぼこメンチ」。酒米「五百万石」の個性を生かしたきれいな旨みが、地元の幸をたっぷり使った練り物のおいしさを引き立てます。