ある週末、のんびりと遅い時間に起きたわが家。
新米がおいしい季節だし、ちょっと早めにお昼ごはんを食べに行こうと家族全員が大好きな釜飯を目当てに燕市に出かけることにしました。
ちなみに燕市が釜飯の街として知られていること、ご存知でしたか?
金属産業の発展とともに栄えたといわれる釜飯文化があるんです。
さて、ドライブを楽しみながらお腹を空かせて向かったのは「釜めし 松月」さん。

こちらは燕の釜飯文化の先駆けともいえるお店で、人気の五目や鶏の釜飯など常時10種類ほどのメニューがそろっているんだそう。旬の食材を使ったメニューもあり、どれにしようか迷います。

みんなで迷いながら選んだのは…3人一緒の釜飯(笑)。
「釜めしきのこ汁セット」(1,485円)を注文することに。
蓋を開けた瞬間、立ち込める湯気に娘たちのテンションが上がります。
鶏肉やエビ、カニなど具材がたっぷり!セットのきのこ汁も具だくさんで体が温まりました。
燕市では「良いことがあったら釜飯の日」として、ハレの日に釜飯を食べる風習があるんだとか。
家族のお土産に利用するなど、家庭にも釜飯の文化が広がっていったそうです。
確かに、炊き立ての具だくさん釜飯って特別感がありますよね。
心もおなかも満たされた私たちは次のスポットへ向かいました。
燕市を中心に、県央エリアのフレッシュな野菜や果物がそろう直売所「よりな~れ燕いち」さんです。

お店には、地元農家さんが毎朝持ち寄る旬の野菜や果物がズラリと並びます。
どれも新鮮でおいしそう!

料理好きな私。頭の中に「この野菜であのレシピを作ろう」などと考えながらお買い物。気付けば買い物カゴの中が満杯に。
野菜は午前中に売り切れてしまうことも多いので、目当ての野菜がある場合はオープン直後に行くのがおすすめだそうです。
直売所で買い物を楽しんだ後は、娘たちに一度は見せたいと思っていた三条の「SUWADA OPEN FACTORY」さんの工場見学へ。
職人さんによる爪切りの製造工程の見学をはじめ、ショップやカフェ、レストランを併設する複合施設です。
早速、工場見学へ。

1階の工場に沿って長い廊下があり、職人さんが手作業で製造する様子をガラス越しに見学できます。

SUWADAの爪切りは、一般家庭ではもちろん、ネイリストや医療業界からも高い支持を受けているアイテムで地元・新潟での愛用者も多いんだそうです。

工場見学の後は、雑貨を販売するショップへ。自社製品のほか、国内外から取り寄せた生活雑貨約200アイテムが並びます。店内の廃材を活用したテーブルや照明、アート作品もとてもおしゃれで、あれこれ眺めるのも楽しい時間。

ちょっと疲れたのでカフェでひと休み♪
小腹が空いたので焼きパニーニ&ドリンクセット(660円・提供は16時まで)をいただくことに。
ちなみに「SUWADA OPEN FACTORY」さんでは創業95周年を記念した特別企画を11月30日(火)まで開催中だそうです。期間限定で装飾された工場の見学ができるほか、レストランでスペシャルランチメニューが食べられるんだとか。
職人技を見学でき、買い物や食事まで楽しめる大満足のひとときを過ごした後は「庖丁工房タダフサ ファクトリーショップ」さんに向かいました。
わが家の包丁が切れなくなってきたので…新しい包丁を探したかったのです。

家庭用包丁から専門性の高い刃物まで、熟練の職人が手作業で製造する名品がそろう店内。
(※現在お店は工事中ですが、通常通り営業しています)

包丁を持ち込めば研ぎ直しや修理もお願いできます。

包丁の切れ味がいいと、気持ちいいですよね。
ここは料理好きの私のスイッチが入り、色々な商品をじっくりチェック!
その結果、好みの商品に出会えました、毎日の食事作りが楽しくなりそうです♪
目的の買い物を済ませた後は今回のドライブの締めくくり。
紅葉を見に「如法寺」に行きました。

(※画像は以前「Komachi」で紹介したものです)
「如法寺」の仁王門から薬師堂へ登る階段は知る人ぞ知る紅葉スポットで、参道を覆う木々のアーチと、真っ赤なお堂の眺めが美しいんです!
お寺を参拝した後、広々とした庭園をのんびり散歩しながら鑑賞タイム。
見頃は11月中旬から下旬にかけてなので、娘たちと一緒に立ち寄った時点では紅葉まであと少しといった印象でしたが、ふたりとも色付き始めた紅葉を楽しんでいましたよ。
釜飯の街・燕からスタートして、三条での工場見学や買い物まで、
秋のグルメはもちろん、燕三条の金物文化を実際に見て、触れることができた貴重な休日となりました。