季節下越遊ぶ・見る食べる・買う

新潟の台所で酒・肴と、夢をかなえた冬のジンジャーかき氷。

【E8】北陸自動車道 新潟西IC
南雲純子
南雲純子

妄想旅人、南雲です。妄想?と不思議に思うかもしれません。旅は誰とどんな想いで行くかによって行程、選ぶ店、過ごし方が変わってきます。「こんな人がこんな人と一緒に、こういった想いでドライブしている」というイメージで妄想シリーズを展開しております。*モデルと本文とは関係がありません。

それでは妄想ドライブ旅、スタート。今回の旅人はこちら。

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旅人:雪国南魚沼在住フリーランス有希。従妹の麻衣と新潟食べ歩き。
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麻衣「ねえねえ、かき氷食べたくない?」久しぶりに麻衣から連絡があった。
有希「え?今。寒くない?」
麻衣「子どものころさ、雪食べたくて怒られたことあったんだよね。なんか、リベンジしたくて。」
有希「ああ、叔母さん。そういうの嫌いだよね(笑)」
麻衣「冬でもやっているかき氷屋さんが新潟にあるって。行ってみようよ。」

 

新潟に到着した。コインパーキングに車を停め、新潟の台所とも言われる本町を歩き出した。
突然電話がなり「緊急案件」が入る。休日も仕事が入るのがフリーランスの辛いところ。
有希「ごめん、ちょっと電話してくる。どこかで時間潰してもらってもいい?」
麻衣「大丈夫だよ。どこかお店はいってる。店決めたら連絡するからお仕事頑張って。」
5分で済むかと思っていた電話は結局30分以上かかってしまった。麻衣からは「古川鮮魚にいるよ」という文字と位置情報が届いていた。買い物でもしているのかしらと古川鮮魚に向かう。
鮮魚店に設置されたカウンターの奥から聞きなれた声が弾けていた。

有希「ごめん。お待たせ」
麻衣「いいよ~。全然! というより、始めてた~。」
かき氷を食べにきたはずの新潟で、既に地酒と刺身を楽しんでいた。そして既に2本目のお銚子を傾けていた。

氷の上に並べられた美味しそうな鮮魚につられ、私も注文した。つまみと温かいお茶を。

新潟の酒と肴を満喫してから、いくつかのお店がつらなる店内をうろうろしていると大きな水槽に蟹を見つけた。水族館の子どものようにはしゃぐ麻衣の後ろの鈴木鮮魚でいか焼き漬と海老真丈を今夜のつまみに買い、かき氷店へ向かう。酒は家で飲もう。

 

途中、商売繁盛と縁結びの神様として信仰されている白龍大権現にお参りをした。

麻衣「有希ちゃん、いいご縁があるといいね。私は商売繁盛お願いしようっと。」二匹の龍が絡み合う龍神様に手を合わせる麻衣の薬指に光るリングがまぶしい。

麻衣「あっという間に暗くなったね。かき氷屋さんやってるかな。」
レトロな商店街、人情横丁では既に店じまいをしているところもあった。

麻衣「開いてた。良かった~。あ、ビールある」
座るや否や、麻衣はビールとかき氷を、私は二兎屋パフェと温かい飲み物を注文した。

カウンターに置かれた山本五十六「男の修行」をパラパラめくりながら読み上げる麻衣。

「男」と書かれた部分が妙に自分にあてはまり、「まるで、有希の修行だな」とぽつりと言うと「きゃはは、きゃはは。有希の修行だ。」と楽しそうにビールを飲みほした。

麻衣が注文したのは、銀座のジンジャーという生姜のかき氷だった。
「食べてるときは冷たいんだけど、外にでると温かいんだって。食べてね。」

気が利くマスターはとりわけ用の美しいガラスの器も用意してくれていた。
一口頬張る。「んん。んんん!」漢方のような独特な生姜の香りが一瞬感じられた。が、その後柔らかな甘さとレモンの香りがたってきた。淡きはだ色と白色が織りなすふわふわした氷は、生姜の姿が見えないのに、ものすごい存在感に包まれているようだった。

麻衣「食べれば食べるほど美味しいってどういうこと。もう、氷全種類食べたいんだけど」
私もお代わりしたい位だった。この生姜かき氷は衝撃だ。

その後、届いたパフェも温かい銀座のジンジャー~レモン~も、とにかく美味しかった。そして驚くほど安いのだ。それから、ひとつの疑問がずっと頭から離れなかった「なぜ、銀座?」次回ちゃんと聞こう。

気付くとアスファルトが白くなっている。市内では珍しく本降りだ。

麻衣「あ~、子どものころの夢がかなった感じ。雪の中で食べるかき氷は最高だ」
冷たい氷を食べたのに、人情と生姜に温められて幸せなふたりは雪降る関越道を帰路につくのだった。

季節下越遊ぶ・見る食べる・買う

DRIVING COURSE 体験コース

  • 1日目
【E17】関越自動車道 六日町IC

車で約1時間13分

【E8】北陸自動車道 新潟西IC

車で約19分

本町 青海ショッピングセンター(古川鮮魚店)

0分

本町 青海ショッピングセンター(鈴木鮮魚)

徒歩1分

白龍大権現

0分

人情横丁(茶房二兎屋)

車で約18分

【E8】北陸自動車道 新潟西IC

車で約1時間13分

【E17】関越自動車道 六日町IC
南雲純子
南雲純子

新潟県生まれ。雑誌・インターネット予約サイトじゃらんにて19年間、旅行・観光の仕事に携わる。『温泉・その土地でとれた旬を食べる・美しいものを見る・人とのふれあい・感動する・ぐっすり眠る・体験する・伝統歴史に触れる・ドライブ・絶景を写真に収める・情報発信』・・・好きなコトを並べてみたら、みんな旅先にあった。

趣味が高じて、温泉入浴指導員・温泉ソムリエ・国内旅行業務取扱管理者・調理師などの資格を取得。

2014年4月~2016年3月まで2年間、佐渡の観光行政に携わったため、実は地元ネタより佐渡に詳しい。佐渡を愛しすぎて今でも月に1回は必ず訪れ、日々ブログ佐渡旅にて情報発信を行う。

地域活性と観光に関わる会社を2016年10月に立ち上げる。今でもひと月の1/3はどこかを旅している。ニイガタドライブの取材を機に、これらは地元中越エリアにももっと出没しようと心に誓う。

【管理HP・情報発信ブログ】
■越後湯沢Active&Relax http://yuzawa.koiwazurai.com/
■湯沢日和  http://blog.goo.ne.jp/from-yuzawa
■佐渡旅 http://sado-tabi.blog.jp/

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