
まつえ「おにぎりぎりぎり、ぎりぎり~♪ おにぎり~♪」

景勝公「…まつえ…何をしておる…新しい遊びか?」
まつえ「景勝様!私はおにぎりが食べたいのです!」
景勝公「…食べればよかろう…。」
まつえ「違うんですよ!なんかこう…ぴくにっく的な感じでですね …
あぁ!もう!言葉が出てこないので とにかく春日山へ参りましょう!」

景勝公「ぴくにっくとはなんじゃ!?うおぉ!引っ張るでない!」

~大手道~
まつえ「んん~、いいですね~。こののどかな田舎道の雰囲気、ま さ におにぎりって感じですよー」もぐもぐ
景勝公「もう食っておるじゃないか!」

景勝公「…まぁ丁度よい。わしが言うのもなんだが…前回の第一回武録が なかなかの評判との事…。此度の武録では春日山城を案内しようと 思っていたところじゃ。」
景勝公「ここは春日山城の大手道。かつての正面口と言われた、いわば正 規 の玄関であるな。ここから本丸を目指すと片道60分といったと ころかの。
かつての戦国時代の雰囲気を味わいながら登城するにはここからが お 勧めじゃよ。さて!此度は大手道を行かず、現代に作られし、石の道(市道)にて銅像のある中腹まで行こうか」

~謙信公銅像前~
まつえ「銅像の御館さまを見上げながら、とい うのも風情があります ね~」もぐもぐ♪
景勝公「今や春日山城といえば皆が思い浮かべるのはこの光景かも し れんのぅ。
しかし、この石垣は銅像とともに昭和44年、大河ドラマ「天と地 と」 のころに出来たとの事じゃ。当時なかったものなのでな。誤解 なきよう。」
まつえ「そうですね~、こちらの銅像の御館様を見て帰られてしま う 方もおられるんですが、それは勿体ない!ここから先が本当の春 日山城ですよ!」もぐもぐ♪

~春日山神社~
山形県米沢市の上杉神社より分霊され、謙信公を祭神に祀った神社。
明治34(1901)年に、童話作家・小川未明の父・小川澄晴によって創建された。
明治34(1901)年に、童話作家・小川未明の父・小川澄晴によって創建された。

~空堀・千貫門跡~
春日山城の古地図には必ず描かれている千貫門があったとされる場所。道と見 せかけ崖に続いている空堀など、防御の仕掛けが多くみられる。

~虎口~
近世の平城にも用いられる、城の防御の一つ。敵が侵入した際、すんなりと直進できないようにわざと道が曲 げられている。

~直江屋敷~
長尾家からの重臣・直江家の屋敷があったとされる場所。敷地が広く、三段に連なっているのが特徴。家臣の 中でも重用されていた事がわかる。

~毘沙門堂~
景勝公「…まつえ、念のため言っておくが、毘沙門天様の御前にて お にぎりを食うでないぞ!」
まつえ「どきっ!…勿論で御座いまする!(汗)」
景勝公「謙信公やわしが戦の前にここに籠り、先勝祈願をした毘沙門堂じゃ 。 今でいう”ぱわーすぽっと”じゃな。皆も己の戦を制するために 来て頂きたいな…!」

~本丸~
まつえ「やはりここで食べるおにぎりは格別ですね~!」
景勝公「ここからの景色は戦国も平成の世もほとんど変わることは な いな。今も尚、越後の国を育んでいる日本海、山々、そして頸城 平野が美しい…!
かつては限られた武将や家臣の者しか見ること出来なかったこの本 丸 からの眺め。今は誰でも見放題じゃ。是非来てくれぃ!」
「そして、いよいよ8月には謙信公祭じゃ!次回の武将隊武録は謙 信 公祭の紹介でもしようかの。」

まつえ
「皆様!遠足、ぴくにっくにも最適な春日山城へ是非お越 しくださりませ~!おにぎりとお茶をお忘れ なく~!」もぐもぐ♪
景勝公「おぬし、そのおにぎりは何個目だ…?」

(天守跡より)
【春日山城跡】
所在地:新潟県上越市大字中屋敷ほか
時間:常時開放
料金:無料
電話: 025-545-9269(文化行政課)
025-526-5111(観光振興課)
駐車場:春日山神社下駐車場 30台(無料、大型バス 可)/大手道駐車場 10台(無料)
■交通アクセス(車)
北陸自動車道「上越IC」より15分/上信越自動車 道「上越高田IC」より20分
■交通アクセス(電車)
トキ鉄・妙高はねうまライン「春日山駅」より徒歩 40分(春日山神社・謙信公銅像まで)
■交通アクセス(路線バス)
頸城バス「中屋敷」下車徒歩20分/頸城バス「春日 山荘前」下車徒歩15分※いずれも春日山神社・謙信公銅像まで
<お知らせ>
平成28(2016)年7月26日(火)の豪雨による土砂崩れの影響 により、二の丸、三の丸(三郎景虎屋敷)方面は進入できません。利用可能な散策ルートは次のとおりです。
【利用可能散策ルート】
・春日山神社~直江屋敷~本丸
・大手道~柿崎和泉守屋敷~上杉景勝屋敷~本丸