今年の桜の開花期間は短くて少し寂しかったですね。「もうすこし春を感じたい」と思い、もうひとつの新潟の春を象徴するチューリップを見に新潟中央ICから磐越道で五泉市を目指しました。
安田五泉ICから10分足らずで五泉市の巣本地区に到着。目の前に一面のチューリップ畑が広がっています。新潟県は全国でも有数のチューリップ球根生産地ですが、五泉市はその有数の産地です。

3ヘクタールの広大な敷地には26品種、約150万本のチューリップが植えられています。たくさんの人たちが笑顔で赤や黄色、ピンクなど色とりどりのチューリップの中を散策しています。その向こうには残雪も見える菅名岳―すごく写真映えがします。本当に新潟の春は素敵です。

このチューリップは球根を採取するのが目的なので、花は盛りが過ぎると取ってしまいます。チューリップのシーズンが終わったら、5月上旬から中旬まで赤海地区の東公園内「ぼたん百種展示園」の120品種5000株のあでやかなボタンが見ごろになります。また5月中旬から、下旬まで同公園内の「しゃくやく園」の40品種、2100株の出番。「花の町・五泉」を実感できますね。
チューリップ畑とぼたん百種展示園の情報は、五泉市観光協会HPからどうぞ。
https://www.gosen-kankou.niigata.jp/
さてお次は車で5分ほど走り「ラポルテ五泉」https://laporte-gosen.jp/ へ。
昨年(2021年)オープンしたばかりで、多目的ホールや五泉産ニットが買えるショップ、カフェ、子どもの遊び場などがある複合施設です。木を生かした施設内の多目的ホールの座席や、館内案内ののぼり、柱の装飾なども名産の五泉ニットだとか。まいりました!

ショップではニット製品や絹織物、地場産野菜などが購入できます。一日楽しめる場所です。

五泉市産のニットは技術の高さで知られ、女性用ニット製品の生産量は日本一を誇るとあって、先ほどのチューリップに負けず劣らずカラフルな上に、デザインも素敵で見ているだけで楽しくなります。

「子どものあそび場」は梁や壁も利用しているのでまるで「エリア全体で一つの遊具」。通路を歩いていたら。頭の上からはしゃぎ声!驚いて見上げると、張り巡らされたネットの上で子どもたちが遊んでいました。
木を多用した優しい色合いの建物とニット製品の色鮮やかさに堪能して、次は口に“彩り”が欲しくなりました。

そこで車でわずか3分ほどの「キャラバン~CARAVAN~」 https://caravangosen.com/ へ向かいました。コンテナを利用したお店では、肉料理や契約農家の新鮮な野菜を使ったワイルドなキャンプのような料理が味わえます。肉はグラム単位で注文できます。長岡市や上越市から訪れる人もいるそうです。

ハラミステーキランチ1,380円と、キャラバンハンバーグランチ(1,480円)を注文。スキレットに濃いバラ色のハラミステーキと、大きなハンバーグがジュウジュウと音を立てて運ばれてきました。おいしそう!

オーナーの大湊貴裕さんによると、すべての肉は試食を何度もして選ぶので、絶対な自信があるとのこと。注文したハラミは十数種類を試し、ハンバーグは新潟和牛A5ランクの肉と国産豚の合いびき肉を使い、47回もの試食を繰り返したそうです。
ハラミステーキは「自家製オーガニックガーリックソース」「ピンク岩塩」「だし入りきざみわさび」の三種の薬味で楽しめます。肉も厚さからは想像できない柔らかさで、肉汁たっぷりのジューシーさ。秘密は「溶岩石」の上で遠赤外線を利用した焼き方だそうです。ハンバーグもこれまでに食べたことのない豊かな味わいでした。

チュ-リップと五泉ニットのカラフルさとおいしいお肉で、目と心、そしてお腹も大満足した一日でした。